『マンガ 日本最大のビジネススクールで教えているMBAの超基本』を読んでみたんです。


前のブログ記事

”君、学ないね。”

で決心した3つのことのうちの一つ、本を読む習慣をつける。

早速実践しました。



 

・・・ってマンガかい!!

そう言われるかもしれません。でも許してやってください。僕、重度の”活字嫌い”なんです。。。こっからです。こっから活字に持っていくのです!



それでなんでこの本を選んだのかというと、僕将来的に

自分の会社を持ちたい!

と考えていまして。

今現在大学で機械系を専攻しているのですが、今まで全く”経営”というのを学んだことがなかったんです。自分の会社を持つからには経営はいるでしょ!じゃあMBAっしょ!イマデショ!。。。d(´▽`)bウケタウケタ‼︎

まぁそんなわけで、いい機会だから経営の本を読んでみようと思ったんですな。



この『マンガ 日本最大のビジネススクールで教えているMBAの超基本』という本、書評的に結論を言うと

非常に良書!

でした。

経営が初めての僕には非常にわかりやすく、とっつきやすかったです。復習も兼ねてまとめてみますね。




概要

何の武器も持たずにビジネスの世界に飛び込んで数年。何をどれだけ頑張ったら、あの人と仕事がしたいと思ってもらえるのだろう。転職を試みても「よくて現状維持」。自分の市場価値を思い知る…。そんなOL・かんべみのり(31)が、脳に汗かきMBAに挑戦し、そこで学んだことをマンガに書き下ろしたもの。ノンフィクション。


主な内容

第1章 クリティカルシンキング

第2章 マーケティング

第3章 会計・ファイナンス

第4章 ビジネス定量分析

第5章 リーダーシップ

第6章 志

もっと勉強したい人のためのおすすめ本



第1章 クリティカルシンキング

クリティカルシンキングをするために、まず”ビッグワード”(バリュー、シナジー、善処するetc...)を多用しない。※使ってはいけないわけではない。


最初に問題(イシュー)の本質を考える。論理を構造化する際に、その場で「何を考え、論じるべきか」を指す。

次にそれを支えるメッセージを3つくらい(課題・原因・解決策など)あげる。これをフレームワークといい、これが曖昧だと議論が暴走する可能性がある。

そして議論する。

つまり

”ぼんやりとした課題認識→考え始める”

のではなく

”まずイシューを抑える→イシューを抑えながら枠組みを考える→考え始める”

ことが大事。


P.S.実際には

「組織内で立場関係なく、意見を言いやすくするにはどうすればいいか」

と、

「自分は30歳の2つの部署を経験してきた会社員。社内制度を利用してビジネススクールに通学したいと思っているが、部長に納得してもらうには何を考えるべきか」

の二つが具体例としてあげられている。


(・ω・^)導入にあたる部分だから非常にわかりやすいのだな。

(・ω・)でもここがきっちり理解して実行できるようにならないと後々に響くっぽいですね。



第2章 マーケティング

マーケティングを考える上でフレームワークは必須。ここではその使い方を具体例と一緒に見ていく。


2-1. オフィスグリコの成功要因

最初に3C【Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)】を使う。

ここでは市場を具体的に見ていく。まずSTPのステップ

SEGMENTATION:市場を細分化して

TARGETING:ターゲットセグメントを決めて

POSITIONING:ポジションを決める

を行う。そして4Pを決める。

  • PRODUCT →既存のスナック菓子
  • PRICE →全て100円
  • PLACE →オフィス
  • PROMOTION →新聞記事・社長への営業

この流れで考える。STPと4Pを合わせることをマーケティングミックスと呼ぶ。

他のところ(オフィス以外)でも展開したければ、またSTP→4Pからスタートする。


2-2. JINSのマーケティングミックス

JINSはしっかりとしたSTP、既存のメガネ屋と違う新しい4Pの仕組み仕組みを作った全く新しいビジネスモデルを作ることに成功し、急成長を遂げた。

しかし最近は競合が出てきており、業績が伸び悩みがちになっている。ここでそれぞれが競合優位性を考える必要がでてくる。

先発企業→強力なブランドイメージを築くことができる

後発企業→先発企業が満たせなかったニーズをくみ取り、商品開発に活かせる。またすでに先発企業が開拓したマーケットなので、開発コストが節約できる


2-3. レッドブルのAIDMA戦略

消費者がある商品を購入するまでの行動にはプロセスがある。

  1. 商品を認知する(Attention)
  2. 興味を持つ(Interest)
  3. 欲しいと思う(Desire)
  4. 記憶する(Memory)
  5. 購入する(Action)

これをAIDMA(他にも長期的視点に立ったAMTULや、SNSを主に利用したAISASというのもある)という。レッドブルの例だと

  1. 商品を認知させる(Attention)→イベントで配布
  2. 興味を持たせる(Interest)→派手な宣伝カー
  3. 飲みたいと思わせる(Desire)→エナジードリンクというポジショニング
  4. 記憶させる(Memory)→SNSを効果的に利用
  5. 購入させる(Action)→コンビニや自販機で販売

まずSTP,4Pを抑えつつ、顧客の購入プロセスに沿った対策を考えるのが大事。


(・∀・*)マーケティングは面白いです。どうやって売れたとかなんかわくわくする!

(・ω・)でもこれをきっちり考えたとしても、失敗するときはあるんですよね。大変だなー



第3章 ファイナンス

ビジネスを推進していく上で、強い説得力を生むファイナンス。それを学ぶ。


3-1. お金の流れを理解する

  • 損益形状書(PL):いくら利益を上げたか、その利益のためにいくら経費を使ったかを表す
  • 貸借対照表(BS):どうお金を集めて、どう使ったかを表す。

これらを使い、自分なりのロジックで経営判断できるようにする。(→マンガの解説を見よう)


3-2. 社長の視点を手に入れる!

キャッシュの面から経営実態を分析する資料を「キャッシュフロー計算書(CF)」という。

営業活動・財務活動・投資活動による3つのキャッシュフローがある。この3つのお金の流れがわかると、その会社の状況がわかる。(→マンガの解説を見よう)


運転資金(WC):日々のビジネスを運営するのに必要な資金のこと。

WC=売り上げ債権+棚卸資産ー仕入れ債務

①売掛け金が増える、②在庫が増える、③買掛け金が増えるの①〜③の場合、WCがどうなるかわかれば経営者の視点が手に入る。(→マンガの解説を見よう)

財務諸表が読めるようになると、金の面での経営判断をできるようになる。


3-3. 人生得する時間価値の考え方

ファイナンスを学ぶと、お金に対する意思決定ができるようになる。

またファイナンスでは、今日の100円のは明日の100円より価値がある。と考える。


(´・ω・`)うーん。本での解説が主に図を使ってたから言葉で言い表しにくかったです。

(´ー`)しかも、なんかフワフワした感じ。完全には理解できてないのかなー。



第4章 ビジネスの定量分析

数字の活用の仕方をまなぶ。


4-1. 分析とは「比較」である

良い分析の第一歩は目的を明確にすること。そして何と何を比較するかをよく考えること。


4-2. グラフの読み方を攻略せよ!

「比較」することにおいて、次の4つの点を頭に留めて数字を見る癖をつける。

  • ギャップ = 何が「同じ」で何が「違う」のかを認識し、分析する
  • トレンド(傾向・変化) = 過去・現在・未来の時間軸で比較した場合どのような傾向があるのか
  • ばらつき(分析) = 構成を比較し、把握する
  • パラーン(法則性) = 傾向・ルールを見つける


(・∀・)これは当たり前やん。って思うことが多かった分野ですかねー。

(`・ω・´)でもこういう当たり前と思っていることができてないこともありますもんね。しっかり読んどこ。



第5章 リーダーシップ

ついてくる人が一人でもいれば、その人はリーダーである。自分らしいリーダーとは何か、を常に考えながら進めていこう。


5-1. 教えてドラッカー! リーダーへの道

ドラッカーによると人間は資源。

リーダーは育成できる。そして優れたリーダーは状況によって行動を変える。まずリーダーは長期的なビジョンを示し、メンバーの心の統合・動機付けを行うことが大事。その上で状況(法改正、規制緩和など)にあったリーダーシップを発揮する。自分の勝ちパターンや成功体験にとらわれていると、変化に対応できなくなる。

物事を冷静に捉え・分析し、論理的に判断する。そして「人」という感情を持った資源にメッセージを発する。「情」と「理」こそがリーダーシップにおいて大切なことなのだ。


5-2. 自分も部下も成長するエンパワメント

リーダーの役割とは究極的には成果創出と人材育成。

これを達成することにおいて、エンパワメントという考え方がとても有効。エンパワメント型とは

  • リーダーが目標を明示し、
  • 部下に執行責任を与え、それを支援する
  • そして結果責任はリーダーが負う

で、その間いつもコミュニケーションが必要。

さらに利点として、

  • 自分の仕事に集中できる
  • 部下のモチベーションが上がる

などがある。


( ノω-、)リーダーシップ。。。苦手な分野だ。人に強く頼めない。。。

(´ノω・`)だからこそ色々なものを参考にして、自分らしいリーダーを追い求めなきゃいけないんですよね。



第6章 志


ビシネススクールではビジネス全般のあらゆることを学んでいく。このプロセスの中で忘れられがちなのが、それらを用いて

どんな貢献を会社に、そして社会にしていくのか。もっと言えば自分の人生をどう生きていくのかということを深堀する

ことだ。

そしてそういった「志」は何か突然ひらめいたり、天から降ってくるようなものではなく、少しずつ、小志といえるものを積み上げ、「育てていく」、そしていつか大志に昇華させていくのだ。


(p_・q)グッとくるものがあります。この本でいうとMBAをとることが目標になっちゃうとダメってことですよね。

(`・ω・´)どう社会に貢献するか。どう生きていくか。生まれて22年も経ちましたが未だにその答えの面影も見えてきません。でもいつかわかると信じて、今は今を精一杯生きることにします。




経営というのは奥が深い。でもその全体像がボヤッと感じられる一冊でした。経営の入門書には最適じゃないんでしょうか。

頑張ろう!と思わしてくれる本でもあり、非常にためになりました。ありがとう。




ジュリ。

ジュリの日記

面白いことと旅が大好物なジュリです。

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